近大通信で司書資格をとるにあたり、学習する過程でいろいろな疑問を持つことがありました。ちょっとしたものから、問い合わせようなか?と思うものまで様々です。ここでは、答えを見つけられたものについて、記載していこうと思います。
同じように学習を進めている皆さまの、ちょっとした疑問を解決できる場になれれば幸いです。
今回は、メディア授業の受講方法や試験についてのよくある疑問・質問をまとめてみようと思います。私は2科目ともK先生を選択しましたので、テキストや勉強方法などは、K先生のメディア授業に基づき記載していきます。
先輩方の経験談が非常にためになる部分だと思いますので、「司書の広場」からいくつか引用させていただいています。何か不都合などありましたら、ご指摘・ご連絡いただけると幸いです。
*注 1年以上在籍し、学籍延長をされている場合は、下記の限りでない場合があります。個々の学習状況に合わせた回答が必要になると思いますので、事務局への問い合わせをお勧めします。
- メディア授業を申込む期間は?申込むために、条件はあるのか?
- メディア授業のためのレポート提出は、期限日当日でも問題ないか?
- メディア授業は、1科目ずつ受講するのがよいのか?2科目を一度に受講するのがよいのか?
- メディア授業の申込みをし、現在「受講可否待ち」になっている。しかし画面右上の「メディア授業申込の申請状況」では(申請がありません)となっている。この状態で、大丈夫か?
- メディア授業のテキストは、どこで確認するのか?
- メディア授業のテキストは、どこで入手するのか?
- メディア授業の小テストはどのように受けたらいいのか?
- メディア授業の試験は、受講期間の最後の1週間、好きな日に受験できるのか?4月(または10月)に授業受講の申込みをしていれば、試験について、改めて申込みは必要ないのか?
- メディア授業の試験対策はどのようにしたか?
- 4月入学です。残念ながら前期で不合格になりました。後期に再試験を受けるつもりですが、もう一度メディア授業の申込みをすれば良いのでしょうか。また、レポートは再提出しないといけないのでしょうか。
- 「司書の広場」を活用しよう!
メディア授業を申込む期間は?申込むために、条件はあるのか?
メディア授業の受講(受験)の申請は、年2回です。申請期間に十分注意しましょう(2022年度)。

注意すべき点は、関連科目のレポートを提出していなければ、メディア授業の受講申請(=試験申請)ができないことです。情報サービス演習を受けるには情報サービス論、情報資源組織演習を受けるには情報資源組織論のレポートを提出しておく必要があります。メディア授業は上記の通り、年2回しか受講・受験できません。そのため、初回の受講チャンスを逃すと、試験を受けるチャンスは1回しかありません。しかもメディア授業の申請は、前期4月15日、後期10月15日までと、入学後すぐ締め切られてしまいます。情報サービス論と情報資源組織論のレポート提出を急ぐ理由はこれです。計画的に、進めていくようにしましょう。
レポートは、提出してさえいれば、この時点で合格の可否は問われません。初回で不合格であっても、後々に見直して再提出し合格すれば、単位修得可能です。

近大通信司書を申し込むにあたり、「思い立ったが吉日!やりたいと思ったら申し込むべし!」と思っていますが、唯一、この点を考慮して入学時期を検討すべきだと思っています。
下記の通り、入学受付期間は余裕をもって設定されていますが、前期4月15日(後期10月15日)以降に入学手続きをしますと、メディア授業の申請のチャンスは1回しかありません。それほど簡単な試験ではないと思いますので、1年間で資格取得を目指される場合は、2回受講できるよう、入学期間の検討をお勧めします。

ただし、1年間で資格取得する必要がない方、2科目同時受講が時間的に難しい方は、自分のペースで進めるのが最良です。1科目ずつの受講で何も問題ないと思います。
メディア授業のためのレポート提出は、期限日当日でも問題ないか?
メディア授業申込に必要な通信授業科目のレポート提出は15日でも提出は可能です。提出はすぐに反映されますので、その後メディア授業の申込みをしてください。
15日中に申込みを終えられるよう時間にご注意ください。
「司書の広場」事務局解答より引用
メディア授業は、1科目ずつ受講するのがよいのか?2科目を一度に受講するのがよいのか?
選択方法はいくつかあります。無理のない範囲で、自分に合った方法を選択していただけたらと思います。
① 前半に2科目 ② 前半に1科目、後半に1科目 ③ 後半に2科目 ④ スクーリングを活用

私はチャンスは2回あった方がいい!という単純な理由で、前半に2科目を同時受講しました。
同時受講の場合には、期間内に視聴する動画が多いので、余裕をもって始める必要があります。ただ、自分の都合がいい時に視聴できるので、同時受講も苦ではありませんでした。
先輩方の考え方や体験談をいくつか記載させていただきます。

メディア授業は学習に時間がとられるので、他の科目のレポートや試験と両立が必要になります。私は、前期に1つ後期に1つにしました。

私は入学してすぐに情報サービス論・情報資源組織論のレポートを出して、メディア授業2科目を申込みました。メディア授業は半年に1度しか申し込めないので、落としても後期で取れるようにという思いです。

私の場合、10月入学で、5月からメディア授業2科目受講しました。
その他の科目の勉強がほぼ終わってたので内容も理解しやすく、面白かったです。
メディア授業の申込みをし、現在「受講可否待ち」になっている。しかし画面右上の「メディア授業申込の申請状況」では(申請がありません)となっている。この状態で、大丈夫か?
「受講可否待ち」と表示されていましたら問題ありません。締切日以降に、受講可否が近大メールに届きます。少しタイムラグはありますが、その後「メディア授業申込の申請状況」に反映されます。
待っても反映されない場合は、きちんと申請できているか、事務局に問い合わせてみましょう。
メディア授業のテキストは、どこで確認するのか?
メディア授業は、他の科目と違って、テキストが配布されません。そのため受講前に自分で準備しておく必要があります。授業自体、その教材を活用しながら進められていきます。
KULeD画面の右欄「シラバス」→タブ「メディア」をクリックすると、シラバスが見られます。
自分が選んだ先生の欄を選択し、「教科書」「参考資料」から見ることができます。
ちなみに、K先生の場合を記載します。
情報サービス演習
■教科書
『三訂 情報サービス演習 (現代図書館情報学シリーズ)』 (江草 由佳, 樹村房 :2021)
■参考文献
『レファレンスブックス: 選びかた・使いかた』 (長澤 雅男, 日本図書館協会 : 2020)
『文献調査法』第9版 (毛利和弘,DBジャパン 2021.7刊行)
2022年度シラバス
情報資源組織演習
■教科書
『改訂 情報資源組織演習 (現代図書館情報学シリーズ10)』 (小西 和信, 樹村房 : 2017) 定価:2,200円(税込)
*注意点あり
■参考文献
『日本目録規則』 (目録委員会, 日本図書館協会 : 2006)
『日本十進分類法(2巻セット)』 (日本図書館協会分類委員会, 日本図書館協会 : 2014)
『基本件名標目表』 (日本図書館協会件名標目委員会, 日本図書館協会 : 1999)
『NDCへの招待 -図書分類の技術と実践-』 (蟹瀬 智弘, 樹村房 : 2015)
『情報資源組織演習 (JLA図書館情報学テキストシリーズ 3-10)』 (和中 幹雄, 日本図書館協会 : 2016)
2022年度シラバス
注意点があります。K先生のメディア授業では『改訂 情報資源組織演習』に基づき授業が進められています。が、2021年に『三訂 情報資源組織演習』というものが出版されています。シラバスでは、授業内容に合った『改訂』の購入が勧められています。
メディア授業のテキストは、どこで入手するのか?
方法はいくつかあります。
① 書店で購入 ② 出版者「樹村房」でオンライン購入 ③ amazon・楽天でオンライン購入 ④ メルカリでオンライン購入 ⑤ 図書館で借りる(日本最大の図書館検索「カーリル」)

私は田舎に住んでいるので、図書館を確認するとテキストはいつでも借りられる状態でした。
ただし図書館に置いていない教科書や貸出しできない参考資料については、購入しました。
入学祝いAmazonギフト券をもらえた方は使い時かなと思いますが、価格にはご注意ください。出版者であれば、確実に定価で購入できます。
先輩方の体験談をいくつか記載させていただきます。

Amazonで定価で購入しました。

私はAmazonで注文しました。書店で注文すると少し時間かかる場合もありますね。
ただ、出版者からの直接購入も面白いです。送料無料期間などもあるので確認してみて下さい。

Amazonで購入しようと思いましたが、テキストも参考文献も価格が高くなっていて困りました。出版社から直接取り寄せをすることにしました。

Amazonで購入しようとしたら、高額になっていました。
楽天で発送手配の完了を確認したので、何とか入手できました。
メディア授業の小テストはどのように受けたらいいのか?
各章の最後に、授業内容を理解できたかどうかの小テストがあります。この小テストは、全問正解しないと次の章に進めません。
小テストを受験するときは、授業スライドや資料などを見ながら答えても大丈夫です。期間内であれば、小テストを受けてから授業を見返したり、小テストを受け直すことは、何度でもできます。
メディア授業の試験は、受講期間の最後の1週間、好きな日に受験できるのか?4月(または10月)に授業受講の申込みをしていれば、試験について、改めて申込みは必要ないのか?
「メディア単位修了試験」は、試験期間中であればいつでも受験できます。メディア授業を受講できているのであれば、改めて申請手続きは必要ありません。ただし、定期メンテナンス時間を避けて受験するようにしましょう。
先輩方の体験談を記載します。

自由に受験できるというのはメリットですが、自分のタイミングで試験をスタートするというのは、なかなか踏ん切りがつかなくて「今日にしようか・・・」「もう少し勉強してから・・・」と躊躇していました。
スタートしてしまえば、60分はあっという間、今は開放感に浸っています。。

ダラダラとテキスト読んだりメディア再生してみたりしてきましたが、身のある勉強ができず。
精神的に疲れてきたので、再試験覚悟で今日受けました!
時間ギリギリかかり、手応えもないですが、とにかく受け終えスッキリしました!

同じく、精神的に疲れてきたので、もう受けてしまおうと月火で1科目ずつ受験しました。
見直しがきちんとできなかったので、色々不安です。
あまりまとまった勉強時間がとれる環境ではなくメディア授業の学習は大変でしたが、とりあえず終わってホッとしています。
メディア授業の試験対策はどのようにしたか?

私の試験対策については、別で記載させていただいてますので、ご参照ください。
4月入学です。残念ながら前期で不合格になりました。後期に再試験を受けるつもりですが、もう一度メディア授業の申込みをすれば良いのでしょうか。また、レポートは再提出しないといけないのでしょうか。
後期で再受験する場合は、10月中旬までに改めて申込みが必要です。また、授業は最初から視聴しなければいけません。
レポートについては、一度提出している場合には、再試験に向けての再提出は不要です。単位取得にはレポート合格が必要になります。
また、スクーリングを受けることもできます。スクーリングの方が合っている人もいるので、検討してみてください。
「司書の広場」を活用しよう!
KULeD上には、学生どうしが質問し合える場が設けられています。
「KULeD」→「掲示板」→「司書の広場」
ここでは、学生どうしが気軽に質問を投げかけたり、答えたり、応援し合ったりしています。キーワードを「検索」に入力すれば、過去に先輩方が質問された内容が見られるので、大いに参考になるかと思います。

一緒に学習しているなぁと実感できる場でもあります。疑問がなくとも、ちょこちょこと覗いてみると励みになります。
ただし、より個人的な内容については、直接事務局に問い合わせることをお勧めします。事務局の方も「司書の広場」に返答することが度々あり、「それは個別にお答えします」と対応されることもあります。

事務局の方の返答の早さは、お墨付きです!私の入学する意思を後押ししてくれる対応の早さでした。
ちょっとした疑問が足止めとなって学習が滞らないよう、気軽に質問することをお勧めします。
メディア授業の申請については、こちらで記載していますので、ご参照下さい。
メディア授業の受講方法については、こちらで記載していますので、ご参照下さい。