近大通信で司書資格をとるにあたり、学習する過程でいろいろな疑問を持つことがありました。ちょっとしたものから、問い合わせようなか?と思うものまで様々です。ここでは、答えを見つけられたものについて、記載していこうと思います。
同じように学習を進めている皆さまの、ちょっとした疑問を解決できる場になれれば幸いです。
今回は、科目終末試験についてのよくある疑問・質問をまとめてみようと思います。
先輩方の経験談が非常にためになる部分だと思いますので、「司書の広場」からいくつか引用させていただいています。何か不都合などありましたら、ご指摘・ご連絡いただけると幸いです。
- どんな試験勉強をしているか?
- 試験当日は、どのように解答を作成しているか?
- 字数指定がないものは、何文字以上と決まっているのか?
- 設題を転記する必要はあるのか?
- 解答を書き切れずに途中で強制終了となってしまった!…不合格になるのか?
- Web試験中にパソコンの不具合があったら…
- 参考文献は記載した方がよいのか?
- 科目ごとに午前か午後が決まっているが、どこで確認できるか?
- 一度に何科目くらい受験しているのか?
- 自分が申請した科目を確認する方法はあるか?
- 試験の合格発表はいつか?
- 試験結果はどこで確認できるのか?
- 解答に対する講評などはもらえるのか?
- 試験に不合格だった場合、翌月も受験することができるのか?
- 受験を申し込んでいたけれど、当日に欠席はできるのか?
- 不合格が続いた場合、どうしたらよいのか?
Web受験と会場受験、どちらがよいか?
自分に合った方でよいと思います。が、先輩方がどちらをどんな理由でどちらを選択しているのか、参考にしてみて下さい。
Web受験!

九州在住のため、物理的に難しく、Web受験!

会場が遠く、またKULeDに打ち込む方が早く書けるので、Web受験!

会場が遠いのと、子供がいる日曜日は家を空けにくいので、Web受験!

解答するのに手書きよりもタイピングの方が早くなった。それと遠隔のため、Web受験!
会場受験!

解答を暗記する必要があり、より内容をたたきこんで学習することになり、理解が深まるので、会場受験!
両方使い分け!

以前は会場受験していたが、コロナ流行後はWeb受験に変更。
移動時間がもったいない気がするのと、会場での交流が減った気がするため。
以前は、日曜日は子供が家にいるので自宅受験は困難であったが、最近は部活動が再開され子供が自宅にいないので、自宅受験ができるようになった。

覚えるのが多い科目は、Web受験。
論述問題が多い科目は、会場受験。
大阪に住んでいるので両方の選択肢があった。このメリットのために近大通信にした。
会場受験について
会場受験の会場はどこか?
科目週末試験の会場一覧については、「KULeD」→「梅信」→「書式ダウンロード」を選択すると、「令和◯年度科目週末試験受験要項」がダウンロードできます(2022年時点)。
ダウンロードしますと、受験可能場所が確認できます。会場受験ならではの諸注意事項の記載がありますので、よくよくご確認下さい。ただ、地方試験会場での受験者が減っているため、将来的にはWeb受験のみになる可能性があるようです。ご留意ください。
会場受験の試験問題は何が出題されるのか?
「問題集」に出題されている、各科目20問の学習テーマのうち、問題番号の偶数または奇数が出題されます。偶数、奇数どちらが出題されるかは、受験する年度によります。
例えば令和4年度であれば偶数、令和5年度であれば奇数の問題から1問が出題されます。
Web受験について
どんな試験勉強をしているか?
試験勉強について、先輩方からのアドバイスをまとめてみました。

配布されたテキストをまず読み込んでいる。
試験問題は、科目により科目終末試験設題集と同じ問題が出たり、Web試験専用の問題が出題されたり、様々。

科目終末試験問題週の問題20問について、教科書、参考文献、Web情報を参照して解答を用意すしている(500〜1000字)。
問題集と同じ問題や類似問題が出ることが多い印象。まったく異なる出題も経験したが、試験対策の課程で必然的に教科書全体を読み直すことになるので、あまり慌てずに出題と関連箇所を見つけて解答することができた。
試験対策で参照したWebページはブックマークしておくと試験当日も役立つ。

問題集の全ての設題に自分なりの解答を1000字前後で作成して受けた科目は、良い成績で合格できた。時間がなくて解答を作成せずに受けた科目は、ぎりぎりの合格だった。

時間に余裕があれば、すべての問題に解答を用意し、さらに、こんな問題が出るのでは?と思いついたことも、レポートのようにまとめておいた。
現実は、20問+αの解答は、納得できるまで準備できた科目はなかった。それでも準備の過程で知ったこと、まとめたことが試験では役立った。
試験当日は、どのように解答を作成しているか?
こちらも、先輩方からのアドバイスをまとめてみました。

まったく勉強できずに試験にのぞみ、教科書を写しただけになってしまったことがあるが、奇跡的に合格した。試験は、教科書と参考文献、ネットで調べた内容を混ぜながら解答していたが、ほとんど「良」と「可」の評価であった。
そこから自分の考えをしっかり書いたり、参考文献を引用したりと一歩踏み込んだ内容を記載しないといい成績は取れないと実感している。

当日は以下のことを準備しておいた。
①問題集の設題に合わせて自分で作った文章はすぐ見られるようにしておく。
②試験科目のレポート作成と問題集を勉強したときに使った参考文献を、公立図書館で借りられる分だけ借りて、当日、何か調べることになっても大丈夫なように準備しておく。
③関連情報でネットで検索したものは、ブックマークとして保存しておく。
字数指定がないものは、何文字以上と決まっているのか?
解答の文字数を指定している科目もありますが、基本的に文字数制限はありません。字数指定がないものは、特に「何文字以上書かなければならない」という制限はないようです。
先輩方の経験談からは、1000文字が目安と思われますが、500字程度でも合格できた報告はあります。「2000字書いた。文字数が多いほど成績が良かった」という経験談もありましたが、事務局からは下記のような返答がありました。
試験については、問題文に指定がなければ文字数は採点に考慮されません。
司書の広場より引用
書くべき内容を書いていれば、字数が少なくても合格になるのだと思います。

…とは書いておりますが、私は基本的には2000字程度書いて解答していました。設題について時間内にまとめる力がなかったからです。とにかく打ち込みまくっていましたので、試験の後は肩こりがすごかったです(^_^;)
設題を転記する必要はあるのか?
事務局より、返答がありました。
WEB科目終末試験の場合、問題文は問題の欄に表示されますので転記の必要はありません。
司書の広場より引用
解答を書き切れずに途中で強制終了となってしまった!…不合格になるのか?
先輩方の経験談によりますと、時間が間に合わず途中送信になったものの、合格していた科目があったようです。途中でも必要な解答がされていたら、合格の可能性があります。落ち込まずに、切り替えていきましょう!
50分のうち、最後の5〜10分を見直し時間に割り当てる、など時間配分をするとよいとのアドバイスもありました。自分に合った方法で受験しましょう。
Web試験中にパソコンの不具合があったら…
Web試験は数秒に一度、自動保存がされる仕様になっています。もし不具合が生じた場合は、一度再起動するとよいかと思います。
参考文献は記載した方がよいのか?
参考文献は書かなくてもよいようです。私は一度も記載していません。
科目ごとに午前か午後が決まっているが、どこで確認できるか?
配付資料の「科目終末試験問題集」に掲載されています。
2022年度については下記の表を自作しましたので、ご参照下さい(図書館サービス特論除く)。

一度に何科目くらい受験しているのか?
私は、下記のような日程で受験しました。


私の場合は仕事の都合上、試験日に急遽欠席となる可能性が高かったので、時間があるうちに受験をしなければ卒業できない環境です。そのため、5月、6月は4科目受験としました。懸念していた通り、7月、10月は急遽欠席となりました。11月で全科目の受験を終えました。
自分に合ったペースでよいと思います。先輩方がどれくらいのペースで受験していたのか、参考にしていただけたらと思います。
1〜2科目

基本的に2科目を受験するようにしていた。
午前と午後に1科目ずつ、毎月受験。提出レポートの関係で、午後2科目になることもあった。

入学後3回目くらいまでは、1科目ずつの受験。その後は2科目ずつ受験。
レポート提出が間に合わない理由もあったが、あれもこれもやると中途半端になってしまいそうだったので、科目を絞って学習した。
自分の生活ペースを大切に、それに合わせて少しだけ無理して頑張るくらいの学習計画を立てるのも良いと思う。

心配性なので、1つの科目に目一杯時間をかけて、1科目または2科目で受験した。
初めて3科目受けたときは、緊張感とプレッシャーと範囲の広さに、勉強中は後悔と不安しかなかった。なんとか記述できたが、自分の能力では最大でも2科目までだな、と思った。

3科目受験予定としていたが、午前中の1科目が手応えぎりぎりであった。午後に2科目も無理だ…と判断し、1科目断念することにした。
3〜4科目

入学後、2回目までは3科目ずつ受験。レポート提出と試験勉強とで時間が足りなくなった。
1年での修了を目指しているが、心配性であり、イレギュラーなことがあって1年で修了できなかったらどうしよう…という思いが強く、取り組んでいた。
が、「楽しんで学習を進める」という気持ちを忘れていたかもしれない。3回目以降は2科目までとして、楽しめる範囲で頑張ろうと思う。

4科目ずつ受験し、4回の試験で、司書課程・学校司書教諭課程の14科目を全て合格した。
地道に1科目ずつやっていくしかないが、メディア授業、レポート、科目試験の同時進行はしんどいので、レポートはとりあえず出しまくるのが良いと思う。

類似科目を組み合わせて4科目選択し、2科目合格すれば良しという気持ちで受験した。
同じ出題ではないにしても、再試験は、経験が糧となり精神的に落ち着いて受験できた。

初回の試験で4科目受験した。悠長に勉強ができないので次回も一度に4科目受ける予定。テストも「可で通ればいいや」くらいの心構えで気軽に受けている(もちろん秀を目指して勉強している)。時間が許すのであれば一度4科目受験してみて、大変だと思ったら次からは減らすやり方でも大丈夫だと思う。

自分のモチベーションが徐々に下降すると想定し、1回目〜3回目のスタートダッシュが勝負と判断。全て4科目受験する予定。4回目は再試験と踏んでいる。
いかがでしょうか?皆さん自分の性格や生活に合わせながら、工夫して受験されています。最初予定していたペースも、途中で「あれ、違うな?」と思えば、切り替えることも大切なのかなと思います。
自分が学習する目的を振り返って、学籍更新も視野に入れて、有意義な学生生活を送っていただけたらと思います。
自分が申請した科目を確認する方法はあるか?
G-mailにて、通信教育部から通知メールが来ています。申請ができているか確認しましょう。
試験の合格発表はいつか?
KULeDホーム画面の「年間行事予定表」に「成績発表」として記載されています。
試験結果はどこで確認できるのか?
KULeDの「成績照会」画面で確認できます。また、近大メールにも合格発表日に成績が送信されます。メールが届くのは、合格発表日の朝5〜9時頃でした。
解答に対する講評などはもらえるのか?
可、良、優、秀などの成績は出ますが、講評はもらえません。なので、自分の解答の過不足などは自分で振り返って消化することしかできません。

せっかく作成した解答を、試験のときにしか見ないのはもったいないと思います。
試験後、早めの段階で、時間をかけて解答するとしたらどんな解答をするか?を見直しておくと良いのかなと思います。
試験に不合格だった場合、翌月も受験することができるのか?
受験後、成績発表されるのが、約1ヶ月後になります(年間行事予定表参照)。そのため、翌月の受験申請には間に合いません。
不合格の場合は、2ヶ月後以降の再受験となります。試験当日の時点で勉強不足を感じた場合には、「欠席」を選択することも一つかと思います。
受験を申し込んでいたけれど、当日に欠席はできるのか?
できます。私は合計3回、欠席としました。方法は2つあります。
1.「事前準備」の時間にKULeDにログインし、「受験しない」を選択する。 2.そもそも試験当日、KULeDにログインしない。
どちらも経験しましたが、全科目欠席する場合は、試験当日にログインしなければ問題ありません。
私の場合、3科目中1科目だけ受験をしない、という月がありましたので、その場合はログインして、その科目だけ「受験しない」を選択しました。

「欠席」とすれば、翌月の受験も可能になります。
受験できるかできないかわからないな、という時でも、当日に欠席を選択できますので、受験申請だけしておけばよいかと思います。
不合格が続いた場合、どうしたらよいのか?
先輩方の経験談を見ていても、2回連続不合格、などよくあります。4回連続、5回連続…もあるようです。
近畿大学では、学習の中で疑問に感じたことを教員に質問することができるよう、専用のページが作られており、サポートされています。直接先生に聞けるのはありがたいですね。学習の内容や進め方に悩んでいる場合は、ぜひ質問してみましょう。
「近畿大学 通信教育部」→「在学生の方へ」→「質疑応答」

私の場合は、先輩方の経験談や書くときのポイントなどを、大いに参考にしました。解答するコツなどを知るだけでも大変勉強になりました。
「司書の広場」を活用しよう!
KULeD上には、学生どうしが質問し合える場が設けられています。
「KULeD」→「掲示板」→「司書の広場」
ここでは、学生どうしが気軽に質問を投げかけたり、答えたり、応援し合ったりしています。キーワードを「検索」に入力すれば、過去に先輩方が質問された内容が見られるので、大いに参考になるかと思います。

一緒に学習しているなぁと実感できる場でもあります。疑問がなくとも、ちょこちょこと覗いてみると励みになります。
ただし、より個人的な内容については、直接事務局に問い合わせることをお勧めします。事務局の方も「司書の広場」に返答することが度々あり、「それは個別にお答えします」と対応されることもあります。

事務局の方の返答の早さは、お墨付きです!私の入学する意思を後押ししてくれる対応の早さでした。
ちょっとした疑問が足止めとなって学習が滞らないよう、気軽に質問することをお勧めします。