図書館情報技術論試験(2022 近大通信司書)

科目終末試験

2022年6月にweb受験した「図書館情報技術論」の科目終末試験の問題と解答例になります。

見直せば修正したい箇所は多々ありますが、試験で実際に提出したものをそのまま掲載させていただきます。少しでも参考になればと思います。

*注* 解答例の丸写し提出は大学より禁止されていますので、参考程度に留めて下さい。

「図書館情報技術論」科目終末試験〜2022年6月問題〜

OSとアプリケーションソフトとの違いについて説明してください。

*字数制限なし

「図書館情報技術論」科目終末試験〜解答例(60点)〜

 コンピュータは、ハードウェアとソフトウェアから成る。ハードウェアとは、コンピュータを構成する機器・装置を指すことばであり、ソフトウェアとは、コンピュータを動かすためのプログラムを指すことばである。

 ソフトウェアにはOS(オペレーティングシステム)とアプリケーションソフトの二つがある。OSとは、コンピュータをコントロールしてくれる基盤となるソフトウェアのことであり、アプリケーションソフトとは、OS上で働き、「文章を書く」「写真を加工する」など特定の用途や目的のために作られたソフトウェアである。

 OSは、プロセス管理、メモリ管理、ファイル管理、入出力管理が必須の機能であるが、さらに大規模システムのOSやネットワークサーバなどのOSは、システム全体を運用、保守、管理するために、メンテナンス機能、ロギング機能、自己診断機能、バックアップ機能、カウンティング機能、ユーザー管理機能が必要となる。具体的には、OSはハードディスクに予め記憶されており、パソコンの電源を入れるとハードディスクからOSが読み出され、OSのプログラムに従ってCPUが動作を開始して様々な準備作業をする。またメインメモリやハードディスクの管理も行う。そのため、OSはコンピュータにとってなくてはならないソフトウェアである。パソコン用の代表的なOSとしては、マイクロソフト社の「Windows」、アップル社の「MacOS」の二種類がある。OSでは操作性が重要視されており、GUI(Graphic User Interface)を用いて直感的にパソコンを操作できる工夫がなされている。

 パソコンでの文書作成、表計算シートの作成、デジタルカメラの画像編集など具体的な処理を行うには、それぞれ専用のソフトウェアが必要になる。文書作成にはワープロソフト(マイクロソフト社のWordなど)、表計算には表計算ソフト(マイクロソフト社のExcelなど)が必要になる。これらソフトウェアを総称してアプリケーションソフトと呼ぶ。アプリケーションは、CD-ROMやDVD-ROMに記録されて販売されたり、インターネット経由でオンラインソフトウェアとして販売されたりする。

 この両者の違いとしては、前述の機能面での違いの他、ソフトを選択・入手する方法の違いがある。全てのデバイスは予めOSがインストールされた状態で販売されているため、自作パソコンなどの特別な場合を除き、OSは基本的には利用者自身がインストール作業をすることはない。 一方で、アプリケーションソフトは、無料・有料のものが何種類もあり、自分で選んでインストールして使うことになる。 個人向けのパソコンは、予めよく利用されるアプリケーションソフトをパソコンのハードディスクにインストールした状態で販売されている場合もある。また、一度使ってみて気に入らなかったアプリケーションは、後からいつでもアンインストールして削除することも可能である。つまりアプリケーションソフトにより、パソコンは利用者に合わせた仕様変化が可能となる。

(1258字)

感想

「科目終末試験問題」に類似問題があり、また先輩方のブログで過去問として情報を得て準備していた内容でしたので、概ね落ち着いて解答できたと思います。が!!60点ぎりぎり合格の解答でした。テキストに書かれている関連部分は記載しており、もっと理解を深めた解答が求められるということかと思います。

「科目終末試験問題」
1.ハードウェアとソフトウェアとは何か。その役割を説明してください。
よう
よう

■2023年3月追記■

「司書の広場」にて、この試験に不合格になられた際に学習質疑をされた先輩がおり、回答を踏まえて気をつけたことを下記のようにまとめられていました。

① 設題で問われている事に十分解答する。例えば「○○と△△について各々の説明と関係性について述べよ」であれば各説明と同じくらい関係性についても書く。
② 技術論なので、自分の意見よりも技術についてしっかり書く。

受験される際には、参考にしていただけたらと思います。

よう
よう

なかなか求められる解答がわかりませんでした。レポートも再提出になった科目であり、自分が最も理解できていない科目かと思います。皆さんの解答例を教えていただきたいです(^_^;)

よう
よう

「図書館情報技術論」を学んで、情報技術(IT)が図書館に与えてきた変化を学ぶことができました。司書という文系寄りと思える職業の中で、社会のニーズに応えていくために常に更新されなければならない部門として、理系寄りの「情報技術論」という考えを知ることとなりました。

情報が更新され続けることが最も求められる分野かと思います。

試験で使った参考資料

「図書館情報技術論」を受験するために必要なレポートについては、別で記載しています。

科目終末試験について、総論的なことを記載しておりますので、参考になれば幸いです。

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